サンプルサイズと検出力、有意水準、効果量の関係性のまとめ
仮説検定において重要なサンプルサイズ。必要以上に大きいと有意に差が出やすくなってしまう一方で逆に小さすぎると本来有意な差も検出されなくなってしまいます。そんな重要なサンプルサイズを決定する要素は次の3つです。 有意水準 効果量 検出力 これらとサンプルサイズの関係性については、なかなか想像しにくいため、できるだけわかりやすくなるように図解をもとに整理しています。 第1種の過誤、第2種の過誤について […]
仮説検定において重要なサンプルサイズ。必要以上に大きいと有意に差が出やすくなってしまう一方で逆に小さすぎると本来有意な差も検出されなくなってしまいます。そんな重要なサンプルサイズを決定する要素は次の3つです。 有意水準 効果量 検出力 これらとサンプルサイズの関係性については、なかなか想像しにくいため、できるだけわかりやすくなるように図解をもとに整理しています。 第1種の過誤、第2種の過誤について […]
訪問者数や購入率の平均など、マーケティングなどの仕事をしていれば必ず使う「平均(平均値)」。私たちが普段使うのは「算術平均」というもので、実は、ケースによって違う算出方法で平均を求める必要があります。この記事では、様々な平均のまとめと特に業務でよく使われる3つの平均について詳しくご紹介します。 様々な平均のまとめ 平均の種類として代表的なものをまとめると次のようなものが存在します。(ここに記載以外 […]
この記事では、統計解析の代表的な手法の1つである主成分分析(Primary Component Analysis: PCA)について解説をしています。主成分分析は、マーケティングなど様々なビジネスシーンで用いられる解析手法です。多くのビジネスパーソンの場合、分析作業は、調査会社に依頼したり、便利な統計ソフトで行うことが多いため、数学やプログラミングを使うことは多くないかと思います。大事なのは、分析 […]
この記事では、プログラミング言語のPythonを使って、日別売上に対してどの広告施策からの流入(トラフィック)が最も相関が高かったのかを調べる手順をまとめています。マーケティング活動において、売上と広告トラフィックの相関を見ることは、どの広告施策をもっと強化していくべきなのかを仮説立てるヒントになります。今回は、約1年間分の日別のマーケティングデータをダミーで用意し、分析を行います。 テーブルデー […]
マーケターとして統計学を学び、「マーケティング実務と統計学を結びつける」をテーマに情報発信をしています。 今回は、仮説検定の1つである「(2標本における)母比率の差の検定」をテーマに具体的なマーケティングでの事例をもとに解説していきます。 ケース:TVCMを打った地域での認知率の差 1ヶ月前に関東地方でTVCMを放映しました。その他の販促状況を加味し、比較対象エリアを関西地方としてTVCMを放映し […]
区間推定でどの分布を扱うのかは初級者にとって迷いやすいポイントかと思います。私も統計検定2級を受験するにあたり最後まで不安なところでした。この記事では、統計検定2級レベルで扱う区間推定と確率分布についてまとめています。どんなビジネスケースで使われるのかも例示していますので、検定の受験対策や実務での応用にご活用ください。 区間推定において扱う分布のまとめ まず、全体像を次の図で整理しておきます。何を […]
ABテストで、2つのグループの母平均を検定する(差があるかを検証する)際は、t検定を用いました。 ここでは、3つ以上のグループの母平均を検定する「分散分析」について具体的な事例をもとに解説をします。 「分散分析」は、「分散」をもとに平均を検定しているためそのように呼ばれており、英語表記でANOVA (analysis of variance)とも呼ばれることがあります。 【具体例】広告クリエイティ […]
皆さんは、マーケティング活動の中で、「販促キャンペーンの効果があったのか?」や「ABテストの結果に差はあったのか?」といった疑問を抱いたことはありませんでしょうか? 「よくわからない」「そこまで差はなさそうだけど、Aの方が若干、数値結果が良いからこちらを採用しよう」など煮え切らない結論になりがちではないでしょうか。このようなケースでは、統計学の仮説検定を行うことで、「その結果に有意な差があったのか […]
指数とは、基準値を100として「変化」を比率で表した統計値のこと。(25のような計算も指数と呼ぶが、それとは別)例えば、総務省統計局が出している「消費者物価指数(CPI)」などがある。 家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもの https://www.stat.go.jp/data/cpi/ 上記の説明からも分かる通り、指数は、複 […]
この記事では、統計学や確率における事象について解説していきます。 事象とは?(根元事象と全事象) 事象事象とは、実験や観察などの試行によって起る結果のことをいいます。サイコロの例で見ていくと、事象は例えばサイコロを投げて2や4といった偶数の目が出るといったことが挙げられます。 根元事象根元事象とは、これ以上分けることができない事象のことです。例えば、サイコロを振って2の目が出ることで、先ほどの偶数 […]