【学習記録】市場環境分析入門

市場環境分析は、マーケティング・プロセス(戦略・戦術・育成)において、戦略フェーズつまり「どこで戦うか」を決定する際に行われる分析である。

※マーケティングにおける「市場」とは「製品やサービスを購入しようとしている、あるいは今後購入する見込みのある個人や組織の集まり」と定義される。

引用:日本リサーチセンター https://www.nrc.co.jp/marketing/03-01.html

市場環境には、マクロ環境とミクロ環境がある。マクロ環境は、政治や経済など自社ではコントロールができない環境である。一方、ミクロ環境は、市場や競合など自社でコントールができる環境のことである。自社を取り巻く市場環境の変化を捉えることで、自社にとっての機会や課題点を見出し、成功確率の高い戦略立案へとつなげていく。その分析フレームワークにSWOT分析がある。SWOTは自社の内部環境として「Strength(強み)」と「Weakness(弱み)」を、社外の外部環境として「Oppotunity(機会)」と「Thread(脅威)」で整理する。特に自社にとってプラス要因である「強み」と「機会」を掛け合わせることで積極的に取り組むべき施策を発見し、成功確率の高い戦略を立案することにつながる。

SWOT分析結果の解釈

強み✖️機会積極的にすべき
強み✖️脅威差別化になり得る
弱み✖️機会弱点の強化になる
弱み✖️脅威撤退すべき

SWOT分析を行ううえで、自社に影響を与えるマクロ環境を捉える分析フレームワークがある。それがPESTである。

PEST分析

どのような影響があるか
Politics(政治的要因)市場における競争ルールの変更法律、税制。政治動向
Economy(経済的要因)消費性向やコスト構造への影響景気動向、物価・賃金、為替・金利
Society(社会的要因)消費者の意思決定基準への影響人口動態、社会インフラ、ライフスタイル・価値観の変化
Technology(技術的要因)市場におけるKSFに影響IT技術の進化

※KSF・・・Key Success Factorの略で、経営戦略を達成するために何が必要かを定めることをいい、その業界で、その市場に出ていったときに、競争に負けずに勝てるのかどうかと、競争に負けずに利益を上げられるのかの要因となる。KSFを突き詰めると、KGIやKGI達成の計測値となるKPIに収斂されていく。KSFを明確にしていくことで中長期的な事業成長へとつなげていくことができる。

参考:HRpro https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=78

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